今回のエルフはまだ42000kmしか走行していない、DPF付4気筒直噴クリーンディーゼルエンジンなのです。
巷では、燃費が良いのと特に排気ガスがきれいなエンジンとのことで、
各メーカもこの方式のエンジンを多く採用しています。
しかし、いざ乗ってみると、30000kmあたりから、うたい文句の燃費が極端に悪くなってきます。
そのまま何もメンテナンスをしないで乗っているとインジェクターが詰まりだし、
さらにはEGRバルブが詰まり作動不良を起こしはじめ、最終的にはDPFの閉塞によって
再生ランプが頻繁に点灯し、やがて再生不能を起こして
DPFユニットの交換を余儀なくされた多くのエンジンを見てきました。
これらのエンジン修理にかかる見積は、
スロットルボディー清掃・コモンレール、直噴ピエゾインジェクター、EGRバルブ、
そしてDPFの交換と ひどいエンジンになるとインテークマニホールド脱着清掃または交換となり、
その金額は、30~40万となり、大型のエンジンとなると、200万~の出費が必須となります。
また、修理をせずにこの状態まま乗り続けると、燃費が激落ちし経費に占める毎月の燃料費が多くなり、
運送業者さまにあっては、収益の圧迫が継続し大変不経済なことになります。
さらにこの状態に至ったエンジンでは、スポットで部品の交換をしたとしても
早々に同様なエンジン不調をきたしてしまいます。
ブロー気味で動きの悪いピストンリングにカーボンが絡み圧縮が下がってきている
エンジンになっていることからこのような最悪の症状を現わすのです。
ところでこのようなエンジンの簡易な診断法があることをご存知ではありませんか??
ちょっと排気ガスの臭いを嗅いでみてください。直接嗅いでも目も痛くなく、甘ったるいガス臭がしませんか。
これは、燃焼効率が極端に低下したエンジンで良く見られる現象です。
新車のころのガス臭は鼻を突き、直接嗅いだら涙目になるような臭いガスが出ていなかったでしょうか。
この状態のエンジンが正常なのです。
今回は奥のエルフキャンピングカーも同時にクリーニングをしています
手前のEremaxマシンは大型用です
私の工場では、このようなエンジンを非分解で、
さらにインテークラインを分解せず、部品交換せず、新たな修復再生技術によって整備を実施しております。。
また、このような現象をみるエンジンには間違いなく燃焼室から過大な燃焼ガスの吹き抜けが確認されております。
上の写真はスロットルボディーがクリーニング後の写真です 早めの整備が燃費悪化を防いで
修理代金もかからずコストダウンにつながることを証明いたしました
わが工場では、インテークの非分解整備と共に、最終的な整備として
オイルラインのメインギャラリーおよび動弁系等のクリーニングを実施しております。
もちろんこれも非分解により行います。
部品交換ですとトラック業者さんは大変困りますが
すべての作業を2日で仕上がります
燃費が悪くてお困りのユーザーはご相談ください
連絡先
栃木県宇都宮市江曽島3-2547
(有)小野口自動車修理工場
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